麻の種を蒔きました。

5.14.2018

2018年5月12日、伊勢の地に麻の種が蒔かれました。

麻の種を蒔く時期(繊維向け)は、桜の開花に合わせるのが基本ですが、

許認可の遅れ等もあり、約一ヵ月遅れとなりました。

栽培許可を頂いた日も記念すべき日でありますが、

我々農業者にとって、実際に種が土に落ちた日は、

それ以上に感慨深いものがあります。

本来であれば、関係者、御支援頂いた方にも参加頂き、

種蒔作業を見て頂き、このめでたき日を皆様と一緒に祝いたかったですが、

 

現在の三重県のルールでは、
事前に県の許可を得たものしか畑に立ち入ることはできませんので、

協会関係者3名で、県の薬務課の立ち会いのもと、

ひっそりと種蒔をさせて頂きました。

日本の麻栽培が単なる農作物であるということ、

マリファナ向けの大麻栽培と、繊維採取用の栽培は全く違うという、

ということを知って頂くためにも、せめて写真だけ見て頂きたかったのですが、

栽培地にかかる情報の公開、報道にも許可が必要(栽培地の特定に繋がる恐れがある)ということで、今回は残念ながら完全非公開となりました。

 

参考に、栃木県の種蒔の作業風景を載せておきます。
(当サイトでも、麻の栽培・加工の課程がわかるページがございますので詳しくはそちらをごらんください)

(播種機で種を蒔いたあと、摺り足で種に土をかけていきます)

 

敗戦により、GHQにより大麻栽培が全面禁止されるまでは、
(後に、大麻取締法により許可制に)

日本では、全国各地であたりまえに栽培されていました。
 

今回使用した播種機はなんと、昭和15年製のものです。
この播種機(繊維取得用の栽培)の発明で、
種を極めて過密にかつ均一に蒔くことが可能になり、

麻の生産量が飛躍的に向上しました。

(下の写真は、今回使用した播種機ではありません)

 

 

最後に、

今回、種蒔に使用した種は、薬理成分が極めて低いものである証明を得た種を使用しており、その種で育った麻はマリファナとしての利用価値はございません。ただし、そのような麻でも、畑外に持ち出せば大麻取締法違反として厳罰に処せられます。畑への立入はもちろん、畑に通じる道も私有地ですので、所有者の許可なく立ち入れば不法侵入となります。

 


お願い、

「伊勢麻は、マリファナとして何の利用価値もない」

「そんな麻でも畑の外に持ち出せば、厳罰になる」

「栽培免許を取得していても、マリファナを持っていれば罰せられる」

ということを、世間の皆様に広く知って頂くことが、最大の防犯対策となり、

又、伝統的麻栽培者への偏見や過重な規制が緩和されることに繋がります。

この事実を広く共有して頂ければ幸いです。

 







 

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